バイクは歴史は古いのですが、実用的な乗り物ではありません。
一部の配達業や集金などを除き、荷物はあまり載せられず、天候にも左右されます。また体が露出しているため、転倒するとケガをする確率は高いものがあります。
バイクは自転車と同じような感覚で乗れるものですが、重量と駆動システムに違いがあります。最重量であるエンジンを筆頭に自転車に比べ非常に重く、軽量であるはずの小排気量車でさえも大人の男性でさせも持ち上げることは困難を極めます。
また自力(足)で漕いで進む自転車と違い、エンジンを推進力とするバイクは命令をしないと推進力を緩めてはくれません。これは車にも通じますが、自転車は速度を緩めるときは漕ぐという自分の運動をまず止めます。ですが車やバイクはまずアクセルを戻すという操作を行わなくてはいけないのです。
車の場合は右足だけで運転動作を行うと、アクセルから足を離し、その足をブレーキにもっていきます。ですがバイクはアクセルとフロントブレーキは同じ右手で操作しています。瞬間的にブレーキを握れてたとしても、まずアクセルを戻してから握らないと完全な停車はできないのです。
バイクは機械的でありながら、運動能力(反射や移動)が必要な乗り物です。ですがレーサーでもない限り、才能というのは必要としません。
まずはバイクの操作が自然な動きになるまで慣れるしかありません。
初心者には運転免許取得は難しいように感じますが、合宿免許ですとそれがより高い確率で可能になります。その理由を次の項から説明することに致します。